年金請求書が届いたら!特別支給の老齢厚生年金 

年金制度

年金請求書は、誕生月の3カ月前に届きます

年金の受給資格がある人は、「支給開始年齢」の誕生月の3カ月前に、年金請求書が届きます。
みどり色の封筒で、一部印字された年金請求書と資料が同封されています。
65歳よりも前に届く方は、「特別支給の老齢厚生年金」が請求できる方です。

「特別支給の老齢厚生年金とは」

特別支給の老齢厚生年金とは、65歳までに支給される厚生年金です。
生年月日に応じて、「支給開始年齢」が異なります。
男性は昭和36年4月1日以前生まれ、女性は昭和41年4月1日以前生れのひとが対象です。

特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢抜粋

◎特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢抜粋(日本年金機構パンフレットより)

請求しても、在職老齢年金等の制度により、年金が受取れない場合があります。(支給停止)

その場合でも、請求手続きをしておくことをお勧めします。

理由は、65歳到達時、65歳からの年金への移行がスムーズだからです。

退職して、年金が停止される理由がなくったときは、自動的に支払いが開始されます。

よくある誤解に、

「今請求しても年金が停止されるから、退職後に請求しよう!」とか「65歳まで待って請求したい!」

などよく耳にします。

特別支給の老齢厚生年金を請求時期が違っても、損得はありません。

在職老齢年金等の制度で停止されるのであれば、65歳になって請求しても、その期間は停止されます。

請求を遅らせても利子はつかず、その期間の年金額が遡って支払われるだけです。

請求の遅れにより、支給開始年齢より5年を過ぎると、それ以前の年金は時効により受取れません。

ごく稀なケースですが、本人が請求してないことにより、配偶者の受給している年金に影響が出る場合があります。

請求を遅らせる理由はないですよね!

支給開始年齢よりも前に請求することで、減額されるのは「繰上げ制度」です

支給開始を「支給開始年齢より前に」または、「65歳から受取る老齢基礎年金を65歳前に」、前倒しして受取る制度です。必ず、本人の申し出が必要であり、その際は窓口の職員がデメリットを説明します。
本人の申し出がない限り、繰上げ請求にはなりません。

逆に請求を遅らせることで、年金を増額して受取ることができる「繰下げ制度」があります。

これは、65歳からの「老齢基礎年金」や「老齢厚生年金」の受取りを、先に延ばすことで増額される制度です。
65歳で権利が無くなる「特別支給の老齢厚生年金」には、何の影響もないことがわかります。

請求前にしておくこと

請求書が届いても、請求ができるのは、誕生日を過ぎてからです。

厳密には、誕生日の前日以降です。

老齢年金の請求に関しては、3カ月前から予約が可能です。
請求日が決まったら、早めに予約しましょう。

年金事務所よりコールセンターの方が、電話は繋がりやすいと思います。

予約の際、請求に必要な添付書類も確認しましょう。

添付書類は、本人の加入状況や配偶者の有無により、異なります。

本人確認のため、基礎年金番号や名前などの個人情報を聞かれますので、

届いた年金請求書を手元に準備して連絡するとスムーズです。

添付書類の漏れがあると受付できない場合があります。

本人の代わりに代理で手続きを行う場合は、委任状が必要です。

郵送での手続きも可能ですが、不備があると返戻され、かえって時間を要します。
年金事務所を訪問する機会は、さほど多くはないので、来訪されることをお勧めします。

請求日、当日

年金請求は予約制になっており、対応時間が決められています。

予約時間に遅れないようにしましょう。

請求書と添付書類の確認を確認後、見込み額が渡されます。

厚生年金加入中の方は、年金への影響についても説明があります。

不明な点があれば、聞いておきましょう。

予約時間には限りがありますので、聞きたいことをまとめておくことをお勧めします。

最後に、受付の控えを受取り、支払いまでのスケジュールなどを確認して終了です。

請求後、初回支払いまでの流れ

最初の振り込みは、請求から3~4か月後です。

請求から1~2か月に年金証書が届きます。

それから1~2か月後に最初の支払いが行われます。

年金の支払いは原則偶数月ですが、初回の支払いは奇数月に支払われることもあります。

支払日は、15日です。(土日祝祭日の場合は、その前の金融機関の営業日)
支払日の直前に支払額が記載された支払通知書が届きます。

最後に

65歳前に支給される「特別支給の老齢厚生年金」は65歳で自動的に消滅します。
65歳以降は、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2階建てに切替ります。
手続きは簡単です。
65歳到達月に、はがきタイプの請求書が届くので、記入し返送することで手続きは完了します。
年金事務所へ訪問する必要はありません。
65歳前に年金請求書が届いたとき、早めに請求をしても、65歳まで待って請求しても、
年金事務所での手続きは一回で完結します。
請求書が届いたら、早めに手続きを行いましょう。

 

まめ知識
なぜ、支払いまで3~4か月もかかるのか⁉
年金は、誕生月の翌月分からで、支払いは後払いです。
3月が誕生月の場合、年金は4月分からの支給で、後払い。
従って、4月分と5月分が6月に支払われる(7月以降の可能性もあり)
つまり、早くても6月ということなるんですね。

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